あなたのコーピングスタイル判定テスト

ストレスに対するコーピング(対処)には個人差(スタイル)があります。
ここでは,簡単にコーピングスタイルを調べる方法を紹介します。
この方法はTAC-24というコーピングを調べる心理的尺度の原理を簡便化したものです。

精神的につらい状況に遭遇したとき,その場を乗り越え,落ち着くために, あなたは普段から,どのように考え,どのように行動するようにしていますか。

各項目に対して,自分がどの程度当てはまるか評定してください。

  • 回答基準
  • 5:いつもそのようにしてきた(考えた)。今後もそうするだろう。
  • 4:しばしばそのようにしたこと(考えたこと)がある。今後もそうするだろう。
  • 3:何度かそのようにしたこと(考えたこと)がある。今後も時々はそうするだろう。
  • 2:ごくまれにそのようにしたこと(考えたこと)がある。今後もあまりないだろう。
  • 1:そのようにしたこと(考えたこと)はこれまでにない。今後も決してないだろう。

項目 1 2 3 4 5
情報を集める
問題解決の計画を立てる
誰かに話を聞いてもらう
良い面を探す
責任を逃れる
あきらめる
気晴らしをする
くよくよ考えないようにする

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判定結果

A 情報を集める
B 問題解決の計画を立てる
C 誰かに話を聞いてもらう
D 良い面を探す
E 責任を逃れる
F あきらめる
G 気晴らしをする
H くよくよ考えないようにする

 

結果の見方としては,この8角形の面積が大きければ大きいほど,色々なコーピングを身につけている, つまり,心理学的な「ストレスに立ち向かう力」が強いことになります。

そして,さまざまなストレスの特徴にあわせて,8つのコーピングを使い分けることが重要です。 したがって,今感じているストレスに対して,いつもやっているコーピングが役に立てば(ストレス症状を抑えていたら) それを続ければよいのですが, 役に立っていなかったら,むしろ普段使っていないコーピング(相対的に8角形のへこんでいるところ)を意識的にやってみることもよいでしょう。

ストレスに対しては,身体をリラックスさせることが最もよいと言われています。 その「次」に何をするのかを考える時に,是非,結果を参考にしてみて下さい。

なお,この判定は,あくまでも簡易的な方法ですので,より詳しいことを知りたい方は文献をご参照下さい。

【文献】
神村栄一他(1995).対処方略の3次元モデルの検討と新しい尺度(TAC-24)の作成 教育相談研究,33,41-47.